2010年01月23日

Kさん(28歳)の捻挫後遺症

Kさん(28歳)の捻挫後遺症                 2010年1月21日 

主訴 : 11月14日にサッカーをして捻挫した。2ヶ月後に、痛みもないのでサッカーを開始した。

左足内側でボールを受けたときと急にストップするとアキレス腱に痛みが出る。足首を低屈してもアキレス腱に痛みが出る。

検査 : 歩容は正常、痛みもない。足先を強く内側から外則に押すと(ボールを受ける動き)アキレス腱に痛み。足首を底屈してもアキレス腱に痛み。触診してみるとアキレス腱下部(踵のすぐ上)に押痛、足関節周囲にも押痛がある。腰痛・肩凝り等他に自覚症状はない。

治療 : スポーツマンなので動きの操体が良いだろう思う。背臥位、膝裏のしこりを足首上げ(両脚)、両膝倒し(右側へ)、踵伸ばし(右側)、足首ひねり(右は内側へ、左は外側へ)、でバランスを整え、足指、足揺らしを行う。痛みはなくなり、動きもスムーズになった。

再検査 : 触診すると、左足関節周囲の痛みが残っている。左踵後部を押すと痛みがあり、前述した悪いところに痛みが繋がるという。

再治療 : 足首の背屈に抵抗をかけ脱力2回、足首の外側への回旋に抵抗をかけ脱力2回。踵の痛点に接触しておき、右母指球の圧痛点を刺激する。痛みは消失した。

再検査 : 歩行させてみると、足が軽くなり、動きがスムーズになったという。

指導 : 治療はこれで終わりですが、サッカーをすると又悪くなると思うので、彼の症状にあった弾性テープでのテーピングを指導する。身体の状態は変わるので症状が出た場合は我慢しないですぐ来ること、その時点の身体にあった治療をすることを話す。

今回で次の方にバトンタッチします。
posted by わくわくやじうま隊 at 08:19| 宮城 ☀| Comment(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月22日

1度の効用

1度の効用

 「埋(うず)み火に足さしくべて臥(ふ)せれどもこよひの寒さ腹にとほりぬ」。良寛の歌だが、腹を貫く底冷えもあるだろう。

 こたつに首まで入るか、食べて飲んで腹を温めるか。太平記に炎暑が五臓六腑(ごぞうろっぷ)を襲い、冷たい水を飲んでも沸き返る湯のようの一節があったと記憶するが、冷やしたり温めたり腹も酷使される。

 暑さ寒さに負けない体を心がけたいが、NHKのラジオ深夜便2008年8月号の随筆にアンカー担当の明石勇さんが一日に1度体温を上げる効能を書いていた。番組で放送した医師の話では体温を一日1回、1度上げると免疫機能は5、6倍、筋肉も増え、内臓脂肪は減り骨が丈夫になるとか。

 明石さんも挑戦、起床時36度と比較しながら歩数などで測定したが、意外な発見はサクソホンの練習。演奏を終えたら37度4部。横隔膜いっぱいに吸い込んだ息を繰り返し楽器の管に送り込むのが効いたらしい。

 そして入浴。35度8部の体温計は42度のお湯につかり額に汗が出るころは37度6部。誰でもができる体温の上げ方だとわかったという。湯船が恋しい季節にふさわしい一日1度の時間かもしれない。

 「湯あがりの熱(ほて)りさめる老い(おい)の脚(あし)こころたのしく夜床に伸ばす」は窪田空穂の一首。生き生き度も上がりそう。

(福島民友 編集日記 1009・11・11)
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2010年01月20日

高齢者の生活自立に必要な運動機能

職場の勉強会の資料から。
どのくらいの脚力があればどの程度の日常生活ができるのかの目安です。
山行になれば。


高齢者の生活自立に必要な運動機能

1 立ち上がり(筋力)評価と生活機能自立閾値
@転倒リスク     椅子からの立ち上がり 14.5秒以内/5回  
                      14.5回以内/30秒
A20cmの台からの立ち上がり両脚で可能  正常歩行                
片脚で可能  日常生活の自立(階段昇降などを含む)  

2 バランス評価と生活機能自立閾値
 @転倒リスク
静的バランス 片脚立ち  5秒以下 *15秒未満(運動器不安定症の判断基準の1つ)
  動的バランス
   Functional reach test(FR)  15cm以下
    肩幅程度の開脚立位で上肢を肩の高さに前方挙上し、前方に伸ばす。
   Timed and go test(TUG)
    椅子から起立し3m歩き、方向転換し再び着席する。
    10秒以内  健常者
13.5秒   転倒リスクのポイント
    20秒以内  屋外外出レベル
    30秒以上  要介護レベル
*入院患者の屋外自立の目安 12秒
     *11秒以上(運動器不安定症の判断基準の1つ) 

3 歩行評価と生活機能自立閾値
 転倒リスクを推定する通常歩行の速度        60m/分(1.0m/秒) 2S値0.83
 屋外歩行活動性の高い高齢者          70〜80m/分(1.16〜1.33m/秒)      2S 値0.95〜1.0
 屋外歩行活動性の低い高齢者(家庭内の活動が主体) 40m/分(0.66m/秒) 2S値0.6
 *青信号点灯中に横断歩道を渡り終えるには60m/分

4 2ステップテストと生活機能自立閾値
2ステップ値(2S値)=最大2幅(cm)÷身長(cm) … 10m歩行速度と相関
 年齢とともに低下するが、生活機能が自立している場合は自分の身長を下回らない。
 障害高齢者の日常生活動作自立度(寝たきり度)との関係
健常者で1.4   J1で1.2  J2で0.9  Aで0.9 (下表参照)

80m/分(1.33m/秒)で320m以上歩ければ、一般社会での歩行者として自立できる。
   

障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準
 
生活自立 ランク    
 J 何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ独立しており独力で外出する
1、 交通機関等を利用して外出する
2、 隣近所へなら外出する
準寝たきり ランク    
 A 屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない
1、 介助により外出し、日中はほとんどベッドから離れて生活する
2、 外出の頻度が少なく、日中も寝たり起きたりの生活をしている



寝たきり ランク    
 B 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上の生活が主体であるが、座位を保つ
1、 車いすに移乗し、食事、排泄はバッドから離れて行う
2、 介助により車いすに移乗する
ランク    
 C 1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する
1、 自力では寝返りをうつ
2、 自力では寝返りもうたない


posted by わくわくやじうま隊 at 19:38| 宮城 ☁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

1月講習会

1月17日(日)の仙台講習会に参加してきました。JR各駅停車でいわき湯本駅⇒いわき駅乗り換え⇒原町駅乗り換え⇒仙台⇒地下鉄旭ヶ丘と4時間余です。景色を眺めたり本も読めるし、眠くなったら眠れるし、のんびりできて電車も良いものです。

ただ、暖房は入っているのですが各駅停車のため、もう少しで暖かくなるなと思うとドアが開き冷気が入ってきて、下半身がすっかり冷えてしまいました。台原森林公園でウォーキングをしてやっと暖かくなりました。次回は「ホッカイロ」必携です。

参加者は6名と今までになく少ない参加者でしたが、いつもと違う講習会でした。Mさんから「足心道」の治療法を教えていただき、お互いに練習しました。私たちがよくやる「足指揉みや揺らし」とは違っていますが共通点もあり面白かったです。

各々得意な方法があり、どうしてもワンパターンの治療になりがちです。他の人の治療法を見たり、お互いに練習しあうのは、とても良いことだと今回も感じました。
posted by わくわくやじうま隊 at 18:23| 宮城 ☀| Comment(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

脚のつり(痙攣)

前回の講習会で脚の吊り(痙攣)話題になりました。登山をしていると脚を吊る人も珍しくありません。そこで復習してみました。



筋が吊る(痙攣)する原因 未解明のことが多い。

暑い環境で運動することで脱水が起こり、筋肉内部の電解質バランスが崩れて痙攣が起こる。

冬山で脚が冷えたとき起こる(冷たいプールで泳いでこむら返りが起こる)。

不自然な姿勢をしたときや、睡眠中に吊ることもあります。

内臓からくる脚のつりは何らかの内臓の症状があります。



対処法 原因を取り除く

準備体操や行動中にストレッチをして予防する。

脱水が原因と思われるならば水分や電解質の補給(塩分、ナトリウム、カリウム等)を摂取すると良い。具体的にはスポーツドリンク(倍以上に薄めて)、梅干、バナナ(乾燥でも可)等が有効です。

筋肉が加熱しているときには冷やす、冷えきっているときには温める。

筋の収縮弛緩を正常化するために、ストレッチングや屈伸運動をして、神経と筋肉の協調性を思い出させる。テーピングも効果大です。



最も簡単で本質的な方法

痙攣が起こりやすい筋肉を普段のトレーニングで強化しておく。筋力が強ければ運動中にかかる負担は相対的に軽くなる。したがって疲労もしにくくなり、神経系のコントロールも乱れにくくなる。



明日から加賀白山に行きますので今回で終わりにします。脚を吊らないように行きたいと思います。ありがとうございました。
posted by わくわくやじうま隊 at 07:50| 宮城 🌁| Comment(3) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月23日

マジメすぎて、苦しい人たち

皇太子妃雅子様が適応障害であると言われていますが、先日、『「適応障害を知る」〜マジメすぎて、苦しい人たち〜』と題する講演会を聞く機会がありました。講師はストレスクリニック院長 松崎博光先生です。私たちの患者さんの中にこんな方も含まれていると思いましたので、そのメモから。

適応障害とはどんな病気か?  統合失調症、躁・うつ病、ノイローゼ、神経症等は症状がはっきりしているが。病気らしくない病気である。はっきりと確定できるストレスを前提としている。ストレスの因子から3ヶ月以内に症状が出てくる。その症状は他の疾病にはあてはまらず、あらゆる症状が出てくる。因子がなくなると6ヶ月以内に症状は消える。誰でもがなりうる疾患だが、キチンと治療すれば完治する。 

なりやすい人  マジメすぎて、がんばり過ぎる人は、傍から見れば「いい人」だがこんな人ほど情動の取り扱いがへたで適応障害へ自分を追い込みやすい。子供の発達障害が増えておりその母親が苦しみ適応障害に。更年期障害の中にもかなりの適応障害が含まれている。公務員と教員はそういう人を採用している。

なぜなるのか 構造的問題…デジタル社会(0か1の選択を求める社会)、脱脂粉乳社会(脂肪分が無くて美味しくない、ツヤも香りもない、余分なものをできるだけ排除しようとする社会→成果主義)。自然のリズムで生きる、自然の中で生きる、人と助け合い共存する三つの要素が崩れてきた。心の栄養素が足りない特に「ビタミン愛」、人は働くことと愛されることを求める。愛されたいために頑張り過ぎてしまう。 

ストレスに強い自分をつくる  なってしまったらまず休養。できる人(完璧主義)からできた人(自己の枠を広げる)に。言葉の大切さ…相手との関連性。めがねを変える、暗いものをかけるのか、明るいものをかけるのかで見方が変わる。霜降り肉的生活を(秩序や規律にだけでなく、情緒を満足させることを組み入れる)。

質問 Kさん。久しぶりに笑いました。20歳を過ぎてから笑うことが少なくなりました。苦しいこともありましたが、「誰とでも合う訳ではない」と割り切ったら楽になりました。仲間と話す。守ってくれる人がいるからやってこれました。

答え 自殺を踏みとどまった理由をみると良くわかります。努力で解決できる訳ではない。人が解決してくれる。人生観の共有が大切。職場にそういう風土を作りましょう。

橋本敬三先生も「運命のハンドルは言葉である。」と言われています。食・息・動・想・環に通じる内容でした

*興味のある方は「マジメすぎて、苦しい人たち」松崎博光著、WAVE出版
posted by わくわくやじうま隊 at 07:52| 宮城 ☁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

Sさんの全身の痛み

同僚のSさんが身体中が痛くてしょうがないので診てくれと来た。

Sさんは産休明けで出てきたばかり、おそらく産後の身体の歪みが痛みを発しているのだろう、これは良い勉強になる。

診ると、どこをどの方向に動かしても痛い、左右差も無い。とりあえず、「安静に」のサインだと思い、治療はしないで返した。

 その後いろいろ考えてみました。彼女は以前はかなり太っていた娘でした。それがダイエットに成功し結婚もしました。出産後元の体型に戻るのが怖く、極端な食事制限をしていたんですね。例えば昼食は毎日キャベツ少々のみ、家では食べていると言っていましたが? おそらく身体が必要とする栄養が足りず、バランスを壊し自分の身体を消耗しはじめたのではないでしょうか。それが全身の痛みとなってでてきたのかと思いました。

 彼女には産後の身体を大切さ、ひいては愛する赤ちゃんにまで重大な影響をおよぼすこと、キチンとした食生活をすることを話しました。

最近、こういう女性多いですよね。 「食・息、動・想・環」ですね。
posted by わくわくやじうま隊 at 07:44| 宮城 ☔| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

Tさんの膝の痛み

脳卒中で左型麻痺になられたTさん。4点杖をついてやっと歩ける程度です。何年も前から維持期のリハビリに通院しています。いつも左半身の痛みを訴えていますが、ある日、右の膝が痛いという。

右膝の腓骨小頭のところに圧痛がある。足首を探ってみると前部中央(解谿のところ)にも圧痛がある。

皮膚の操体をしてみることにし、まず膝の圧痛部分を痛くない方にずらす。足首の圧痛部は指がズブズブと中に入っていく感じ。本人はそれで良いと言う。

これだけでもしょうがないと思い、「つま先を少し上にそらしてみてください」と言うと、足首に触っている指がピョコンと上がってきました。

余分な力を入れたなと思い、「力を抜いて楽にしてください」と言うと、「力は入れてません」とのこと。きっとそのとき調整されたのでしょう。これだけで膝の痛みは消失し、その後も再発していません。

身体って面白いですね。
posted by わくわくやじうま隊 at 19:12| 宮城 ☔| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

黒伏山

今週担当するNです。よろしくお願いします。

19日の講習会が終了後反省会には参加せずに、黒伏山のスキー場に向かいました。明日黒伏山に登るためです。
黒伏山は山形県東根市にあり1226.7mとあまり高くはないが南側300mの垂直の岩壁で東北では有名な山です。
あいにく小雨がぱらつき風も強かったのでテント泊は止めて、車中で一人寂しくコップを傾けました。

さて本日20日。 ガスっていて山は見えないが予報では晴れなので6時に登山口出発。岩壁を巻くのではじめは緩やかな登り、下りを繰り返しますが、いきなり急登になり昨夜のアルコールが残っている身体には……。
8時10分二等三角点の黒伏山頂上、朝食のパンを食べる。まだガスは切れないので先に進む。白森9時、時折ガスの切れ間から山が顔を出す。銭山9時30分。福録山10時5分ガスが切れたのでしばし周りの山の眺望を楽しむ。急な登山道を下り、沢を渡り登山口に11時50分着。登り1100m、下り1100m、距離11.62kmのぐるっと一回りでした。

民家の「手打ちそば」で天せいろ1300円を食し、帰路に着く。

これが私の健康法です。
posted by わくわくやじうま隊 at 18:54| 宮城 ☁| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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